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十勝

株式会社あんてぃー 代表 道見 ひろみさん

中札内の新鮮な野菜を味わってほしい

1959年生まれ、中札内村出身。帯広農高卒業後、海外での農業研修を経て実家の農家を継ぎ、結婚。子育てが一段落付いた2007年に地元の道の駅改修に併せて、物産販売所と飲食店を開設。じゃがいもや枝豆、卵など新鮮な地場産品が大好評となる。

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きっかけ
 実家は石川県から十勝地方に入植して4代目を迎える農家。まだ女性が農業に携わることが少ない中、帯広農業高に進んで、農業の基礎などを学び、卒業後はデンマークで1年間、研修をしました。その後は、実家を継いで結婚。3人の子どもにも恵まれ、40歳ぐらいまでは農作業と子育てで精一杯。ようやく子どもから手が離れ、地元農協の女性部で役員をするなど、地域の会合に出るうちに「道の駅なかさつない」の改修に併せて、物産販売所開設の話が持ち上がり、仲間と一緒に準備を始めました。
苦労
 販売所は、地元の農家の皆さんの協力が不可欠です。それでも秋の収穫期を迎えると、野菜の品出しが大変になってしまいます。長年、地元で農業をしてきたので、仲間の農家がいつ、どのような作物を植え、収穫し、どこに運搬するのかを把握していました。だからこそ無理なことは言えません。そこを調整しながら、常に品揃えを意識し、お客さまが満足するよう心掛けています。さらに道外で人気の道の駅や物産販売所などを視察に行ったりと、研究を重ねています。
満足度
 中札内村に訪れる方が増えれば地域が元気になる、との思いから、販売所を手掛けました。じゃがいもや小豆、枝豆、卵などの農畜産品、パンなどの加工品や手芸品と、取扱う品物は多岐にわたります。地元の食材を使ったソーセージ、揚げ卵などの軽食を販売する「畑のキッチン・あんてぃー」も2007年に開設。とかち帯広空港に近いため、観光スポットとして帯広市からも多くの方が買い物に来てくれ、年間来場者数は75万人にも達しました。旅行関連情報紙では、常に道の駅ランキングで上位にランクされるなど、認知度は高まっていますね。
これから
 物産直売所をオープンして12年目を迎えます。毎年4月から11月までの期間限定営業ですが、卵は自動販売機で通年販売しています。春になると、長い冬を待ちわびてくれたリピーターのお客様がたくさん来てくれます。その方々に飽きられないよう、新たな取り組みをしていきたい。私たちが普段食べ慣れているホクホクしたジャガイモや甘いカボチャなど、新鮮な野菜をもっと広く知ってもらいたい。まずは家庭で簡単に調理できる加工品に取り掛かっています。
  • 道見 ひろみさんイメージ1
  • 道見 ひろみさんイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

高校の時、女性が少ない中、自ら6人集めてバレーボール部を作るなど、自ら決めた目標に対して全力でぶつかってきました。この販売所も同じ。何事にも妥協せず、まずはチャレンジすることが大切ですよ。それが実現した時、達成感に包まれ、幸せになれます。

取材年月日:
2016年1月19日