134

十勝

上士幌ガールズバルーンクラブ 上士幌ガールズバルーンクラブ【上士幌町】

「そらガール」から町を熱気球を知ってもらいたい

2017年2月結成。全員が女性のチームは道内で唯一、全国でも恒常的に活動しているのは2チームのみ。現在メンバーは代表の早坂彩さん(畑作業)、瀬戸千尋さん(保健師)、鈴木香さん(酪農業)、大道あゆ美さん(町教育委員会職員)、乾杏也香さん(栄養士)の5名

※「上士幌ガールズバルーンクラブ」の皆さん
 (左から)鈴木さん、瀬戸さん、大道さん、早坂さん、乾さん

印刷用PDF

きっかけ
 上士幌町は毎年夏に「上士幌バルーンフェスティバル」を開催している熱気球の町ですが、人口の減少や高齢化も進み、チーム数は全盛期の半分以下、熱気球パイロットも現役では数人という状況になっています。一昨年亡くなられた町役場の先輩で、パイロットだった関克身さんから、3年ほど前、「ガールズチームを作らないか」との声をかけられたことから、仲間集めやパイロット免許の取得など準備を進めていき、今年2月に「上士幌ガールズバルーンクラブ」を設立することができました。
苦労
 仲間集めは、他チームからの引き抜きはしないことを独自のルールとしました。チーム作りを後押ししてくれた関さんが亡くなり、最初は本当に不安でしたが、今は信頼できる仲間が集まり、楽しく活動できています。また、トレーニングの日は、気象状況を見ながら夜が明ける前に準備をして、明るくなるとフライトし、終わったら仕事に出かけます。朝が早いことと気球の機材が総重量で約400㎏、それぞれの部品が30㎏もあり、それを運んで用意するのは女性だけのチームですので、慣れるまでは大変でしたね。
満足度
 世界大会も開催されたことのある佐賀県での大会に参加できたことは、素晴らしい経験となりました。SNSを通じての交流も広がりを見せ、また、設立のきっかけとなった関さんのご家族、メンバーのご家族、そして何よりも地域の皆さんや企業にまで応援していただいている事は、大変心強いです。私たちの熱気球は、地元企業の支援により製作することができたものです。私たちがそうしてきてもらったように、皆さんに熱気球で少しでも恩返していきたいです。
これから
 私たち「上士幌ガールズバルーンクラブ」のテーマは「結(ゆい)」です。熱気球は離陸前の準備や着陸後の回収・運搬など、到底ひとりでは飛ばせないものです。また、活動を続けていくためには、地域の人たちとメンバー同士のつながりや結びつきが何よりも大切だと思っています。これからも、地域の皆さんに楽しく熱気球で飛んでいる私たちの姿を見せていく、そして私たちが活動することで、「上士幌町」や「熱気球」といったキーワードを知る、一つのきっかけになればいいなと思っています。
  • ガールズバルーンクラブイメージ1
  • ガールズバルーンクラブイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

何度もあきらめかけ、挫折をし、初めは独りぼっちでの活動がこうして繋がり、様々な出会いの風が吹き、全国でも珍しい女性だけのクラブチームを結成することができました。小さな風は自分でも起こせます。様々な風が今後も吹き続け、大きな「結」となりますように。

取材年月日:
2017年11月10日