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十勝

株式会社グロッシー 代表取締役 北村 貴さん

限界を超えた時、新たな自分が見つかる

1967年生まれ、浦幌町出身。2007年に食をテーマとしたコンサルティング企業「株式会社グロッシー」を立ち上げる。女性の起業やキャリアアップをサポートする「十勝キャリアデザインネットワーク」の事務局長。食育や人口減少問題などの有識者会議の公職も務める。

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きっかけ
 短大卒業後、大手石油メーカーに就職しましたが、もっと仕事の幅を広げたいと思い、2年で退職。人材派遣やコンサルティング会社などに転職しました。1997年に女性をターゲットにしたインターネット専業のマーケティング会社を立ち上げました。主に化粧品や下着メーカーなどをクライアントとし、商品開発から販売促進などを手掛けました。その後、リサーチのターゲットを「食」に絞り、そこから料理のレシピ開発や食育関連の各種イベントを催すなど、さまざまなコミュニティを広げていきました。
苦労
 マーケティングの仕事は、時代の最先端を追い求めなければなりません。常に頭をブラッシュアップ(磨き上げ)する必要があります。数年前に催した大手家電メーカーの調理家電の販促では、料理教室と組み合わせて、その家電の最新機能を際立たせるような仕掛けをしました。料理家と生徒とのコミュニケーションを広げながら、いかにして商品をPRしていくかが大変でした。すぐ結果が出るような仕事ではないので、いつも緊張感があります。
満足度
 現在販売されている伊藤園の野菜ドリンク「充実野菜」のペットボトルには、当社が考案した当該商品の料理レシピが載っています。長年培ってきた料理家のネットワークを活用し、代理店を通じてパスタや煮込み料理などを提案、大変好評を得ています。2007年には「十勝キャリアデザインネットワーク」を設立。事務局長として、地域で働く女性をネットワークしながら、起業や社内におけるキャリアアップをサポート。2年に1回実施する「キャリアデザイン大賞」では、多くのロールモデルを輩出しています。
これから
 2015年は、東京都で常設のキッチンスタジオ開設を目指します。そこでの料理教室はもちろんですが、スタジオの中にクライアントが求める商品開発の要素を取り込み、料理家のネットワークを通じて、さまざまなプレゼンテーションができるような空間を提供していきたいですね。さらに十勝だけではなく、他の地域についても、地元の方が地域の特産物についての素晴らしさをもっと知ってもらえるような、食育に関する講座を増やしていきたいと思っています。
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北の☆女性たちへのメッセージ

マーケティングの分野では、女性だからこそ共感できるアイディアがあります。人は限界を超えた時、はじめて新たな自分を見つけることができます。色々なことに興味を持ち、女性ならではの感性を持って視野を広げてみてください。きっと何かが変わってくるはずです。

取材年月日:
2015年11月27日