きっかけ

　2014年3月、北見市内で行われた十勝キャリアデザインネットワークの北村貴さんの講習会を聞いたのがきっかけです。北村さんのお話を聞いて、ぜひオホーツクでも十勝のような働く女性たちのネットワークがほしいと思いました。同年11月に準備組織を立ち上げ、2015年4月に正式に発足しました。現在の会員は26人で、30～50代の北見市内や近郊町村で働く女性たちです。スタートしたばかりで、まだ手探り状態ですが、働く女性だけではなく、幅広い層の女性たちの参加を目指しています。

苦労

　「働く女性たちのネットワークをつくり、地域の活性化に貢献したい」。会の発足に携わったメンバーの思いは共通でしたが、いざ新しい組織を立ち上げるとなると、規約の作成など具体的で細かな作業と知識が求められました。発足したばかりで、運営費はなく、フォーラムやデザイン大賞の費用の捻出も大きな課題でした。グループを作り作業を進めていますが、メンバー同士の情報交換の中で補助金の存在を知り、上手くそれを活用できることになりました。あらためてネットワークの大切さを実感しました。

満足度

　発足したばかりなので、今後の展望などはまだ描き切れていませんが、2016年2月には、初のキャリアデザインフォーラム開催を準備しています。脚本家の大石静さんを招いてのトークショーと、第１回オホーツクキャリアデザイン大賞の表彰式をします。表彰は①起業・事業家部門、②キャリア部門、③特別部門「夢を語る」の３部門。すでに数件の応募があります。フォーラムで、「やる気」や「元気」を感じてもらったり、「自分も何かやれるのでは」と思ってくれる方が一人でも出てくれるといいな、と思っています。

これから

　現在のメンバーは、自分で起業、または実家の事業を継承など、経営サイドの女性が多いですが、会では、「子育ても介護も立派なキャリア」と考え、幅広い女性のネットワークにしたいと思っています。私も6年前に起業しましたが、「起業はハードルが高い」と感じていました。集う仲間や先輩がいると心強く、女性ならではの育児、介護などの問題を相談しやすい、というメリットもあります。オホーツクキャリアデザインネットワークでは、仲間作りを通して地域活性化に寄与し、次の世代に繋げていきたいと思っています。

北の☆女性たちへのメッセージ

自分が今まで生きてきたこと全てがキャリアです。起業したとか、素晴らしい実績を積み重ねてきたということだけではなく、「年月を積み重ねてきたキャリア」があります。立場はそれぞれ違っても「オホーツクを盛り上げる」という点で一致できると思っています。是非、ご一緒に！

取材年月日：

2015年12月17日