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十勝

大樹町地域おこし協力隊 神宮司 亜沙美さん・中神 美佳さん

離れたからこそ気付いたふるさとの魅力を発信

2人とも大樹町出身。神宮司さん(1985年生まれ)は、東京都内のIT企業に就職。中神さん(1986年生まれ)は神奈川県の大手自動車メーカーでマーケティング業務に従事。首都圏在住の道産子が集まるイベントで知り合い、2015年にUターン。地域おこし協力として、地元の魅力を発信している。

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神宮司さん(左)と中神さん(右)

きっかけ
 お互いに大樹町出身ですが、東京都・神奈川県で就職し、首都圏に居住する道産子が集うイベントで出会いました。そこで同郷だと知り、さらに同じような境遇だったことで親交を深めていきました。それぞれ結婚していて、神宮司さんには子どもがいて、子育てを北海道でしたいという思い、さらに中神さんもUターンしたいという思いが一致。そんな時、大樹町役場で地域おこし協力隊の応募があると知り、夫や家族と相談を重ね、大樹町に移住。2015年から嘱託職員として勤務することになりました。
苦労
 15年近く大樹町を離れていたので、正直に言うと、マチの魅力をどう発信していけば良いのか不安でした。地元の方から「このマチには何もないからね」と言われますが、協力隊の仕事をやっていくうちに、子どもの頃にはそれほど感じなかった素晴らしい風景や美味しいピザを焼いてくれるカフェ、無添加のソーセージを作っている牧場など、町外に誇れる素材がたくさんあることを発見しました。お互い実家で暮らしていますが、夫と両親の協力もあって、ようやく家事と仕事を両立できるようになりました。
満足度
 神宮司さんは、このほど創刊した町のフリーペーパー「ソラユメ」の編集長として取材、編集を担当。特集では、写真を交えながら町内のケーキ店や牧場経営者の方々を紹介しています。小さなマチですが、住んでいても知らないことは実は沢山あるんです。大変好評で次号は増刷も検討中です。中神さんは、ふるさと納税のお返し品をPRする仕事がメイン。自動車メーカーで培ったマーケティング感覚を生かしながら、特産のホエー豚や和牛、チーズなどの乳製品をHPなどで紹介。何と納税額は約6倍にも跳ね上がりました。
これから
 大樹町に住んでいる方がより楽しく暮らすことのできるような、そして観光に訪れた方や仕事で立ち寄る方がまた来たくなるような、そんな素敵なマチづくりを目指しています。30年ほど前から大樹町では「宇宙のまちづくり」と称して、さまざまな活動をしています。「ソラユメ」は、宙(そら)に夢(ゆめ)を架けるマチの住民を紹介するマガジンです。ふるさと納税のお返し品に「ソラユメ」を同封し、道内外の方に大樹町をPRしています。3年の任期ですが、色々な事業を企画し、効果的な仕掛けを作っていきたいですね。
  • 大樹町地域おこし協力隊 神宮司 亜沙美さん・中神 美佳さんイメージ1
  • 大樹町地域おこし協力隊 神宮司 亜沙美さん・中神 美佳さんイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

離れたからこそ、ふるさとの魅力に気付いたのかもしれません。そして再び住んでみて、さらにこのマチが大好きになりました。だって生まれ育ったマチだから…。女性独自の目線で物事を捉えると、新たな発見があるかも。皆さんもふるさとの魅力を見つけてみませんか?

取材年月日:
2016年2月3日